composer 作曲家
Apr 2016

トンヨン市の国際現代音楽協会フェスティバル⑦

本当に全ての行程が終わりました。6時半に、釜山空港までバスに乗りました。いま飛行機内でこれを書いています。13時頃、日本に着陸するつもりです。
釜山空港国際ターミナルの中には誰でも弾けるピアノがあります。もちろん調律がなされていない、調子の狂ったピアノではありますが、いいアイディアと思いました。わたしは5日間、複雑で大音量の現代音楽を聴いていたので、すごく和やかなユーグ・フライ氏の「Les tréfonds inexploré des signes」から二曲を弾いてみました。忙しかった2週間の海外旅行の終わりには適したコーダだと思いました。

*****

ブログニュース
これから、毎月一回ぐらいブログを投稿するつもりです。是非、来月読んでみてください!

トンヨン市の国際現代音楽協会フェスティバル⑥

今日で今年の国際現代音楽協会フェスティバルは終わりました。最後の演奏会で、若手作曲賞を発表されました。しかしその賞の存在がよく知らされていなかったようです。35歳以下の、受賞に適格な作曲家たちもその存在を知らなかったらしいのです。全フェスティバルで演奏された作品のうち、35歳以下の作曲家の作品から一作品を選び、来年のフェスティバルのために新作を委嘱することになりました。今年の受賞作曲家は「Zoetrope」を作曲した韓国人のシン・ヱジュン氏でした。わたしはそれに大賛成します。それほど素晴らしい曲は受賞に値すると思います。近いうちにシン氏が日本で演奏会を開けますように!
今年の国際現代音楽協会日本支部が選んだ代表作曲家についてはまだ言わな買ったと思います。わたしは(少なくともまだ)会員じゃないので、どのように代表作曲家を選んでいるか分かりませんので、その選考過程を責められないと思いますが、しかしパッと見た感じでも、年配のやや保守的な作曲家しか選ばれなさそうな感触を得ました。なぜかというと、若い作曲家はこの団体の会員じゃないと可能性があるからです。年会費はカナダ支部に比べておよそ8倍です。それと、若い作曲家賞の存在があまり周知されていないという問題もあります。いずれにせよ本当の理由は分かりませんが、2017年ヴァンクーヴァーの国際現代音楽協会のワールドミュージックデーズフェスティバルでは日本人の作曲家が受賞できますように!